2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧
長く困難な1学期が終わる。 多くの時数が失われたが、本質的な部分で何を失ったのか、 それも見ておく必要もあるだろう。 私たちは語るべきことを語らないまま進んでしまうのかもしれない。 というお話。 (「丘の畑」 フォトAC より) 【歴史に残る学期】 …
この校則は変えてもいいと学校側が腹をくくったら、あとは簡単だ。 進む方向ははっきりしている。 しかしその手続きまで簡単にしてはいけない。学校は学びの場だ。 さらにそこまでして生徒が手にできる成果は、実はほろ苦い。 というお話。 (「東京都庁」 …
手順を間違えた。 まず学校側を説き伏せて、校則改正を「やってもいいこと」に転換しておく、 生徒をそそのかすのはそれが終わってからだ。 しかしその下準備がなかなか難しい。 というお話。 (「東京都庁」 フォトAC より) 【訂正します】 昨日は勢い余っ…
池川東京都議は「校則は換えていける」とおっしゃった、 それは間違いではない。しかし簡単なことではない。 東京都の条例だって予算の枠組みだって、そう簡単には変えられないだろう。 校則だって同じだ。変えるためにはそれなりの手続きが必要となる。 そ…
皆で話し合いをすれば必ず良い答えにたどり着くというのは幻想だ。 特に未熟な子どもたちに任せれば、議論はどこへ向かうか分からない。 さまざまなものの見方、社会のありかた、少数意見を大切にすること、 もの言わぬ人の気持ちに心を寄せること、わがまま…
大人の世界ではスタンダードだからといって、 それで子どもにも許されるべきだというのはおかしだろう。 校則を決めるときは、子どもの意見も聞くべきだといったもっともらしい意見も、 よく考えてみよ、そこには大きな落とし穴があるぞ。 というお話。 (「…
「ツーブロック」といったざっくりした枠で禁止することには、 もう一つ重要な理由がある。 それは指導の最前線をどこに置くかという問題だ。 児童生徒が安全・安心に生きるためには、前線は遠ければ遠いほどいい。 それが「ツーブロック一括禁止」の理由だ …
都立高校の多くで禁止されている髪型「ツーブロック」 細かな差異を無視して一括で校則違反とするには理由がある。 しかしそれでもツーブロックを違反にすべきでないというなら、 議会が決めて責任を取ればいいのだ。 というお話。 (「えんじ色シャツ髭の外…
校則でツーブロックがダメな理由は何かという質問が、東京都議会で出されたらしい――しかし、そんなの簡単だろ? kieth-out.hatenablog.jp
新型コロナについては昨日で一応切り上げるつもりだったが、 昨日の発表が286名という飛び抜けて大きな数字だったので、 かえってうれしくなってもう一日扱うことにした。 この値の大きさは、むしろ私の推論を補強するものだ。 というお話。 (「東京都庁…
グラフ上はどう見ても第二波なのに、なぜ政府も東京都も、 かくも落ち着いていられるのか。 そうした疑問から始まって、できるだけ都に有利な解釈をしようと努めてきたのに、 4段階ある警戒のレベルのうち最も深刻な表現に引き上げだとか。 なんだかハシゴを…
新型コロナウィルス新規感染者数の推移を表すグラフには 不思議なリズムと乱れがある。 それは何に由来するのか、 真実はどこに現れるのか? というお話。 (2020.07.14 SuperT自作) 【感染者グラフの不思議なリズム】 上のグラフは私が2月からずっとつけ…
東京都の新型コロナウィルス新規感染者が、200人台から一気に119人に減った。 このまま下がっていくといいのだが――、 しかしそれにしても、なぜこんなに激しく人数が変わるのだろう? というお話。 (SuperT自作) 【東京の新規感染者、大幅に増え、大…
もともと思考が深まる性格ではなく、 連想に囚われたり気移りしたりすることも多かった。 しかし連想したことがいつまでも離れないというのは最近のことだ。 いよいよ頭がサビついてきた。 というお話。 (「森の妖精」フォトACより) 【横滑りする思考】 若…
オンライン学習が児童生徒の学力差を広げるなんて百も承知で、何が何でもやれと言い続けている人たちがいる。 kieth-out.hatenablog.jp
叔母は最後まで麻雀仲間にこだわって亡くなっていった。 それは4人そろわないと遊べない麻雀の美しい一面だが、 一方、その不思議な点数計算について考えてみると、 ダメな男たちのダメな歴史が浮かび上がってくる。 というお話。 (「マージャン」フォトAC…
畑をやって、本を読んで、文章を書いて――、 それで私の一日は終わる。 冬は畑の代わりに樹木の剪定といった仕事もある。 しかし畑も果樹もない都会の老人たちは、 どうやって時を過ごしているのだろう? その答えの一部が分かった。 というお話。 (「麻雀卓…
たいへんな日々が続いてるが、 九州にこれ以上の災厄が降りかかりませぬように。 しかしそれにしても、長い長い苦難の道を、 よくもここまで歩いてきたものだ。 そこに生きる人々の精神は強く、そしてなかなか大変だ。 というお話。 (「熊本県の大観峰」フ…
母が93歳になった。大変なことだ。 ところで、老人にこそ、 「キョウヨウ」と「キョウイク」は必要だという。 何のことか分かるだろうか。 というお話。 (「ひとりぼっちの老後」フォトACより) 【母が93歳になる】 今日、7月7日は母の誕生日です。昭…
新しいFire TV Stick を購入した。 そこで見た映画に面白い場面があったので紹介する。 自分が欲深い人間かどうかをチェックするテストだ。 というお話。 (「犬(ペキニーズ)」フォトACより) 【新しいFire TV Stickを買った】 「Fire TV Stick 4K - Alexa…
100万人都市である江戸は実に清潔な町だった。 しかしそれは歴史的産物であり、むやみに誇るようなものではない。 翻ってそうではない国々を貶めるべきでもない。 というお話。 (「江戸城の巽櫓」フォトACより) 【金肥:売り物になる糞尿】 それまで屎尿処…
「うんこ漢字ドリル」がかなり売れているようだが、 私たちはなぜ、かくもうんこが好きなのか。 そこで今日は、 平安時代に貴人のうんこを食べた男の話、 江戸の庶民のうんこ事情について考える。 というお話。 (「江戸の商家」フォトACより) 【貴人のうん…
夏の江戸では男たちが裸像同然の姿で働いていた。 そうして帰ってくれば泥人形だ。 好き嫌いの問題でも道徳の問題でもない。 とにかく洗い落とさなければ一日が終わらない。 というお話。 (「東京花火大会(イメージ)」フォトACより) 【18歳、東京の暑さ…